原因
空気の通り道である口、鼻、のどはひとつの空間としてつながっています。そして咽頭は鼻とのつながり部位が「上咽頭」、口の奥とつながる部位が「中咽頭」、さらに食道につながる部位が「下咽頭」に分類されます。
リンパ組織は口や鼻から入ってきた病原体に対する関所の役割を果たしています。上咽頭や中咽頭は鼻と口から体内に取り込まれた空気等が接触する部位です。病原体と触れ合う機会の多い部位ですから当然リンパ組織が発達しています。アデノイドは上咽頭に存在するリンパ組織です。
成長発達期のお子さんは免疫組織も発達段階なので多くの異物に免疫反応が生じます。そのためアデノイドは生理的反応で3〜6歳頃まで大きくなります。
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