治療
現在主流となっているアフターピルは、黄体ホルモンのみを含む“レボノルゲストレル”と呼ばれる薬です。レボノルゲストレルは、性行為後72時間以内に服用すると妊娠を阻止できるとされています。
以前は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを含む中用量ピルを用いた“Yuzpe(ヤッぺ)法”と呼ばれる緊急避妊法が行われていました。
ヤッぺ法では、性行為後72時間以内に中用量ピルを2錠服用し、その12時間後に再度中用量ピルを2錠服用します。効果はレボノルゲストレルと同様ですが、副作用が起こりやすいという弊害があります。
また、妊娠阻止率はレボノルゲストレルによる方法のほうが高く、24時間以内に服用すればレボノルゲストレルは95%の確率で妊娠を阻止できるのに対し、ヤッぺ法の妊娠阻止率は77%といわれています。そのため、現在ではレボノルゲストレスによる緊急避妊が主流となっています。
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