からあざーる

カラアザール

最終更新日:
2020年08月14日
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2020/08/14
更新しました
2017/04/25
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症状

リーシュマニアに感染した場合、多くは無症状です。しかし、カラアザールを発症すると、感染から数か月経過した後に発熱や体重減少、全身倦怠感などが現れるようになります。カラアザールでは肝臓や脾臓が大きく腫れ上がり、腹部膨満も現れます。その後、貧血の進行がみられ、動悸や息切れ、疲れやすさなどが強く現れるようになります。さらに、免疫機能の障害が起きることから、容易に感染症を併発するようになります。数か月から2年ほどの経過で病状は進行し、無治療の場合は高い確率で命の危険にさらされます。

カラアザールは治癒した後も、治癒後半年から1年ほどの経過でカラアザール後皮膚リーシュマニアを発症することがあります。この病気は皮膚に盛り上がりを示す皮疹(ひしん)が多くみられる状態ですが、皮疹そのものでは大きな健康被害は生じません。しかし、皮疹のなかにはリーシュマニアが多く潜んでいるため、他人へと感染が拡大するきっかけとなります。そのため、集団感染予防の観点から、カラアザール後皮膚リーシュマニアは治療を行うことが推奨されます。

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