原因
カンジダそのものは環境中に広く生息するカビですが、特定の状況下において増殖しやすくなります。
たとえば、おむつを着用していると、鼠径部やお尻周りを中心に尿や汗などが溜まり、高温多湿になりやすいです。そのため、おむつ着用時はカンジダが増殖しやすく、カンジダ性間擦疹を発症しやすいです。また、高温多湿という観点から、汗かきの人、密着性の高い手袋や服装を着用する状況なども、カンジダ性間擦疹を引き起こしやすいといえます。
カンジダは免疫機能が弱っていると増殖しやすい傾向があります。
たとえば、ステロイドを治療薬として使用しているときや糖尿病のコントロールが悪いとき、エイズを発症しているときなどにおいては、免疫機能が著しく障害を受けてしまいカンジダの増殖を許してしまいやすいです。こうした因子が存在する場合も、カンジダ性間擦疹を発症しやすくなります。
そのほか、肥満時には皮膚と皮膚のこすれあう面積が増加します。お腹周りやお尻などの皮膚がこすれあいやすくなり、汗の影響も受けつつカンジダ性間擦疹を誘発しやすくなります。
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