検査・診断
消化管に寄生するサナダムシの成虫や卵は、便の中に排泄されます。したがって、サナダムシの診断に際しては、便を用いて顕微鏡的にサナダムシの存在を示唆するものが混入していないかどうかを検索します。毎回排便時に必ずサナダムシが排泄されている訳ではありませんので、一回の検査のみならず何回か検査を繰り返すことがあります。
有鉤嚢虫症を発症すると、血液中に虫が入り込んでいるため、血液検査で抗体を検査します。また全身への嚢虫の広がりを確認するために、レントゲン写真や超音波検査、CT、MRIといった画像検査が行われることもあります。
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