治療
サルモネラ感染症は頻回な下痢によって脱水が生じるような重症な患者以外は抗菌薬の投与などによる治療は行わず、症状や脱水に対する対症療法のみを行い、水分摂取などを促して症状が自然に改善していくのを待つことが一般的です。止痢薬(下痢止め)は原則使用しません。
一方、乳幼児・小児や高齢者など比較的症状が重い患者、菌血症などを表している患者、免疫力が低下している患者、人工血管や人工弁が入っている患者などには、抗菌薬の投与や脱水を改善するための十分な点滴治療などが必要となります。
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