治療
まずはシンスプリントの原因となる運動を休止して安静にし、アイシングやアイスマッサージ、消炎鎮痛剤、湿布で炎症を抑え痛みの軽減を図ります。
扁平足や回内足といった足の形態異常がある場合には、足底板(インソール)が用いられ、足底のアーチを補強することで患部への負荷を減らします。また、患部の負荷軽減のためにテーピングが行われることもあります。必要に応じて、冷やす・温めることを交互に繰り返す交代浴や、超音波治療器を用いる超音波治療などが行われます。
リハビリテーション
安静期には患部を休めますが、長く安静にしていると運動能力が低下してしまいます。そのため、安静時でも水泳やエアロバイクなど患部に負荷がかかりにくい運動を行い、加えて股関節や足関節、アキレス腱といった各部のストレッチで柔軟性を強化します。
運動時の痛みがなくなったら、足の指でタオルをつかむタオルギャザーや、チューブを用いた足の筋力トレーニングを行います。患部を押しても痛みがないようならウォーキングからはじめ、様子を見ながら徐々に普段の練習に戻していきます。ただし、急激に練習量を増やすと再発しやすいため注意が必要です。
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