症状
シンスプリントの主症状は、脛骨の中央から下方に生じる痛みと腫れです。
足が地面に着地したときに痛みを感じ、初期にはウォーミングアップや安静によって痛みが消失しますが、根本的な問題を解決しないまま練習を続けていると次第に悪化し、練習中は常に痛みがある状態となります。さらに悪化すると安静にしていても痛みが常に存在し、日常生活に支障をきたすようになります。ただし、長い期間でみると発症後間もなくは痛みが強いものの、運動を続けていくうちに弱くなっていくこともあります。
強い痛みがある場合や安静時にも痛む場合には、脛骨の疲労骨折の可能性もあります。また脛骨の痛みはコンパートメント症候群でも起こります。これは打撲や骨折などに伴う出血などによって筋膜に囲まれた区画(コンパートメント)の内圧が上昇し、血液の巡りが悪くなる状態です。処置が遅れると筋肉壊死や神経麻痺が起こることがあります。
医師の方へ
「シンスプリント」を登録すると、新着の情報をお知らせします