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スポロトリコーシス

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

スポロトリコーシスの症状は、病原体がどの組織で悪さをしているかによって異なります。もっとも多いのは、皮膚に症状が現れるタイプです。傷口などからSporothrix schenckiiに感染して1〜12週間ほどの潜伏期間を経てから症状が現れます。皮膚の盛り上がりを呈し、大きくなった後に潰瘍(かいよう)形成に至ることがあります。痛みやかゆみなどの自覚症状を伴うことは、基本的にはありません。

皮膚局所から病原体が侵入すると、病変部位に位置するリンパ管の流れに乗って、傷口から離れた部位に病原体が広がることがあります。病変が広がる際には、先に述べたような皮膚所見が飛び石状に点在するようになります。

免疫不全患者などでは、Sporothrix schenckiiに感染すると全身症状が現れることもあります。肺に感染して咳や呼吸困難、胸痛などをみたり、、関節リウマチに類似する関節所見をみたりすることがあります。さらには中枢神経系に病原体が侵入することもあり、この場合には頭痛やけいれん、意識障害などの症状が現れます。

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