治療
ダリエー病の治療は、症状に合わせた対症療法が主体となります。ただし、重症度はさまざまであり、必ずしも治療を要するケースばかりではありません。
治療を行なう場合は、皮膚の湿潤環境を保つために保湿薬を使用します。また、炎症が見られる場合には、副腎皮質ステロイド外用薬も使用します。皮膚症状が重篤(非常に重い)な場合には、レチノイドの内服治療が行われます。
ダリエー病は、汗や紫外線などの外的な要因で症状が悪化するため、汗をこまめに拭く、汗をかきにくい服装を心がける、紫外線を避けるなどの対策を行うことも重要です。
また、細菌やヘルペスなどの感染症が合併することもあるため、これら感染症の合併が疑われる場合には、抗菌薬や抗ウイルス薬など病原体に応じた治療薬が使用されます。
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