原因
トキソプラズマ症はトキソプラズマという寄生虫に感染することによって発症する病気のことです。
トキソプラズマは自然界に広く存在する寄生虫であり、ヒトを含む多くの動物に寄生します。そして、トキソプラズマに感染した動物の肉を口にしたり、感染した動物の便に含まれるトキソプラズマが口の中に入り込んだりすることで感染が広がっていくと考えられています。特に猫は体内でトキソプラズマが増殖しやすく、便に多くのトキソプラズマが排出されるため感染源になりやすいとされています。
また、トキソプラズマは加熱に弱い性質があるため、生肉、生ハムやしっかりと火が通っていない豚などの肉類を口にすることでヒトに感染します。そのため、フランスなど生肉を食べる習慣がある国はトキソプラズマの感染率が高いとのデータもあります。
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