原因
ニパウイルス感染症は、主にマレーシア、フィリピンなどの東南アジアやインドやバングラデッシュなどの南アジアで報告されています。ニパウイルスに感染したコウモリとの直接の接触、その分泌物への接触により人に感染します。感染したブタの気道分泌物や尿からも感染するため、養豚業者などでのアウトブレイクも知られています。感染した患者をケアした看護師への感染も報告されており、人の間でも感染することがあります。
感染を防ぐためには、流行地域でのコウモリやブタとの接触を避ける、特に病気の動物を扱うときは手袋など防護具を使用する、生の樹液の摂取を避けることなどが挙げられます。感染者の看病で感染することもあるため、適切な感染対策を施行することも重要です。
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