ばるとりんしゅよう

バルトリン膿瘍

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原因

バルトリン腺の開口部が閉塞してしまう原因としては、非特異的炎症、分娩時の物理的損傷、外傷(怪我など)、性交による内出血などが挙げられますが、特定できず不明なままのことがほとんどです。

一度バルトリン腺嚢胞が形成されてしまうと、治療後に再度発症する確率が一般の方よりも高くなる傾向にあります。つまり、バルトリン腺嚢胞・瘍は、何度も再発してしまうことが多いという特徴があるのです。

バルトリン腺嚢胞に大腸菌、ブドウ球菌、淋菌などの細菌が二次感染すると膿瘍化する場合がありますが、これらの細菌がなぜ感染するかも原因が特定できないことが多いです。以前は原因菌として淋菌が多かったですが、近年ではブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌および嫌気性菌が主体とされ、各種細菌の複合感染が少なくないと言われています。

また、日本でもっとも多い性感染症であるクラミジア感染が原因で発症したという報告もあります。

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