原因
バーキットリンパ腫は、EBウイルスと呼ばれるウイルスに感染することをきっかけとして生じることがあります。EBウイルスは唾液中に含まれるため、ウイルスを有する人の唾液に暴露されることで(たとえばキスを通して)ウイルスへの感染が成立します。
EBウイルスは日本人の90%以上の成人が感染しているウイルスです。初めての感染の多くは3歳までに親から感染しています。EBウイルスはBリンパ球に感染する性質があり、そのことを原因としてバーキットリンパ腫の発症につながることが、きわめてまれですがあります。
また、バーキットリンパ腫はEBウイルスへの感染がなくても見られることがあります。MYC遺伝子、P53遺伝子などの遺伝子において、何かしらの異常が入ることでバーキットリンパ腫の発症に至ることがあります。そのほか、HIV感染、臓器移植などと関連してバーキットリンパ腫の発症を見ることもあります。
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