症状
バーキットリンパ腫では、全身の各部位にて腫瘤形成が行われます。体表から分かるものとしては、たとえば顎の周囲が大きく腫れることがあります。また、消化管内や臓器中にも病変が広がることがあり、倦怠感やお腹の痛み、吐き気・嘔吐、出血などの症状・病態が見られることがあります。
バーキットリンパ腫では、骨髄の中に病変が広がることがあります。このことと関連して貧血が引き起こされることがあります。貧血を生じることで顔色の悪さ、動悸、疲れやすさなどの症状につながることがあります。さらに、バーキットリンパ腫では中枢神経系に病変が広がることもあり、結果として頭痛やしびれ、手足の動かしにくさなどの症状につながる可能性もあります。
バーキットリンパ腫の病変は急速なスピードで広がることが懸念されます。患者さんによって見られる症状は異なりますが、早期に治療介入を受けることがとても重要であるといえます。なお、治療経過中に腫瘍崩壊症候群と呼ばれる病態を見ることがあり、腎機能障害や不整脈などが見られることもあります。
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