原因
ヒトメタニューモウイルスは、咳やくしゃみによる“飛沫感染”や、ウイルスが付いた手で触れたタオルやドアノブなどを介する“接触感染”によって広がるウイルスです。特に幼稚園や保育園、学校、高齢者施設などの集団生活の中で感染しやすいといわれています。
感染を繰り返す原因
ウイルスの感染メカニズムは、しばしば“鍵と鍵穴”に例えられます。ウイルスの表面にある特定のタンパク質が“鍵”となり、体内の細胞に存在する受容体という“鍵穴”に結合することで細胞内へ侵入します。ウイルスが体内に侵入すると人間の体では、この“鍵”に蓋をして細胞への侵入を防ぐための抗体(免疫)が作られます。
再びウイルスが体内に侵入してきたときに、通常は受容体よりも先にこの抗体がウイルスと結合することで感染を防ごうとします。しかし、ヒトメタニューモウイルスに対する抗体は、時間経過とともに自然に減少していきます。
また、ヒトメタニューモウイルスは、“マイナス一本鎖RNAウイルス”という種類に分類されます。このタイプのウイルスは遺伝子のコピーミスを修復する機能を持たないため、変異が起きやすいという特徴があります。そのため、変異によって鍵の形が変化し、作られた抗体がうまくはたらかない(結合しない)こともあります。
これらの原因によって、ヒトメタニューモウイルス感染症の感染が繰り返されます。
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