症状
ヒトメタニューモウイルスに感染すると、3~6日の潜伏期間を経て、鼻水や咳、発熱などの上気道症状が現れます。多くは上気道症状のみで済み、1週間程度で自然に治ります。
進行すると下気道まで炎症が広がり、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)や肺炎、気管支炎、喘息の悪化などが生じる可能性があります。また、重症の肺炎や呼吸困難となり、入院が必要となることもあります。
重症化のサイン
乳幼児や高齢者、心臓や呼吸器に持病のある方、免疫力が低下している方などは重症化しやすいと考えられています。特に乳幼児や高齢者は、気管支炎や肺炎になりやすいといわれています。そのため、ご家庭では以下のような症状に注意が必要です。
- 呼吸時の胸の凹み(陥没呼吸)……息を吸うときに肋骨の間や鎖骨の上がペコペコと凹む状態
- 喘鳴……呼吸時の「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音
- 多呼吸……呼吸数の増加
- 肩呼吸……肩で息をするような呼吸
- 鼻翼呼吸……息を吸うときに鼻の穴が広がる状態
- 起座呼吸……息苦しさで眠れない(横になれない)状態
- 水分が取れないことによる脱水症状……尿量減少など
特に乳幼児の場合は、自分で症状を訴えることができないかもしれません。これらの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
RSウイルス感染症との相違
ヒトメタニューモウイルスはRSウイルスと呼ばれるウイルスとよく似ているため、現れる症状も似ています。しかし、ヒトメタニューモウイルス感染症では比較的発熱が長く続く傾向があり、5日以上続くこともあります。なお、乳幼児の場合は発熱が続くと中耳炎になる場合があるため、注意が必要です。
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