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ちゅうじえん

中耳炎

最終更新日
2021年03月15日
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2021/03/15
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

中耳炎とは、鼓膜(こまく)より内側の中耳腔(ちゅうじくう)で起こる感染症です。細菌やウイルスが喉の奥と中耳腔を交通する耳管(じかん)を介し感染して発症します。

中耳炎を発症すると、耳痛(じつう)耳閉感(じへいかん)、また発熱が起こることもあります。3歳以下の子どもは耳管が広いので細菌やウイルスが移行しやすいため発症しやすいですが、小さなお子さんの場合は症状をうまく説明できないため、発熱時には注意が必要です。

原因

中耳炎は、中耳に細菌やウイルスが入りこむことで起こります。風邪を引いた時の喉のウイルスや細菌が耳管を介して中耳腔に侵入しますが、鼓膜に(あな)がある場合は穴からウイルスや細菌が侵入しても発症します。

症状

中耳炎の症状は、以下のとおりです。

  • 耳痛
  • 発熱
  • 耳閉感:耳が詰まった感じ
  • 耳漏(じろう)():耳の穴から(うみ)()が出ること
  • 難聴

小さなお子さんの場合は症状をうまく説明できないため、発熱時に以下のような症状があるときには中耳炎の可能性もあります。

  • 耳をよく触る
  • 機嫌が悪い
  • 元気がない
  • 食欲がない

など
 

検査・診断

診察では、耳鏡(じきょう)という耳の中を観察する器機で、鼓膜の状態を確認します。中耳炎を起こしている場合、鼓膜が発赤(ほっせき)したり、膿が中耳にたまることによって鼓膜が腫れたりします。

また、膿がたまったときは鼓膜が破れて穴があき、膿が流れ出ること(耳漏)もあります。難聴が生じることもありますので聴力検査も行います。炎症の程度がひどい場合には、CT検査を行って炎症の範囲を詳しく調べる必要があります。

治療

鼓膜が発赤したり膿がたまったりしている場合は、まずは抗菌薬の内服を行います。痛みに対しては痛み止めの内服が必要です。

抗菌薬の内服を行っても膿がたまったままのときは鼓膜に麻酔した後、鼓膜を切開して膿を排出させることが必要です。鼓膜を切開して穴があいた後や、自然に鼓膜が破れたときは、抗菌薬の点耳液を耳の中に入れる治療が効果的です。

耳漏があるときには細菌の検査を行い、どのような抗菌薬が効果があるかを調べる必要があります。不必要な抗菌薬の使用は、耐性菌(たいせいきん)(抗菌薬が効かない細菌)を作ってしまうため、医師とよく相談したうえで治療を受けることが大切です。

予防

中耳炎の多くは風邪をきっかけに生じますので、日頃から風邪にかからないよう感染症予防を慣行することが大切です。また、万一風邪にかかった場合には、中耳に細菌が到達してしまう前に早めに風邪を治すことを心がけましょう。鼓膜に穴がある人は将来的に中耳炎を予防するため閉鎖する手術も必要です。このほか、副鼻腔炎など鼻の病気などにかかっている人の場合中耳炎にかかりやすいため、病院を受診し適切な治療を受けるように気を付けることが大切です。

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