診察では、耳鏡(じきょう)という耳の中を観察する器機で、鼓膜の状態を確認します。中耳炎を起こしている場合、鼓膜が発赤(ほっせき)したり、膿が中耳にたまることによって鼓膜が腫れたりします。
また、膿がたまったときは鼓膜が破れて穴があき(鼓膜穿孔)、膿が流れ出ること(耳漏)もあります。難聴が生じることもありますので聴力検査も行います。炎症の程度がひどい場合には、CT検査を行って炎症の範囲を詳しく調べる必要があります。
子どもの7割がかかるといわれ、大人の難聴の大きな原因となる中耳炎は、私たちにとって非常に身近な疾患です。中耳炎はその症状や経過によって様々な種...続きを読む
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