原因
ビタミンA欠乏症の原因は、ビタミンAの摂取量が不足している場合と、ビタミンAの吸収や貯蔵がうまくできない場合に分けられます。
ビタミンAの摂取量の不足
ビタミンAは体内では生成できず、緑黄色野菜や卵などの食品から摂取する必要があります。
バランスのとれた食事を取っていればビタミンAの摂取量が不足することはほとんどありません。しかし発展途上国などで栄養不足である場合、特に子どもや妊婦ではビタミンAの摂取量が不足することがあります。
ビタミンAの吸収や貯蔵がうまくできない
ビタミンAは脂溶性(脂に溶けやすい性質)であるため、脂肪の吸収がうまくできないことでビタミンAの吸収量も不足する場合があります。脂肪が吸収されにくくなる要因としては、慢性の下痢、胆管閉塞、嚢胞性線維症などの病気が挙げられます。
また、体内のビタミンAの多くは肝臓に蓄えられているため、肝臓の病気によってビタミンAの貯蔵が妨げられることがあります。
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