症状
リンパ管炎を発症すると、炎症が生じているリンパ管の走行に一致してスジ状に皮膚の発赤や痛み、腫脹が生じるにようになります。
また、リンパ管は末梢から中枢に向かう途中でリンパ節を経由するため、炎症が生じている領域に一致するリンパ節が腫れることもあります。特に特に鼠径部(太ももの付け根)や腋窩などのリンパ節の腫れを確認することが多いです。
リンパ管炎では、皮膚感染症のひとつである蜂窩織炎や皮膚潰瘍、壊死などに至ることもあります。またリンパ管炎が慢性化すると、炎症部位が硬くなります。リンパ管炎ではこうした皮膚症状以外にも、全身性の炎症性反応を反映して発熱や悪寒、全身倦怠感などを見ることもあります。またリンパ管炎では病原体が全身に広がるため敗血症を合併することもあります。
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