原因
一酸化炭素中毒は一酸化炭素を吸い込むことで発症する病気です。
一酸化炭素は、体内に酸素を運搬するはたらきをするヘモグロビンと結びつく性質があります。酸素より200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすいため、吸い込んでしまうとヘモグロビンと酸素の結びつきが阻害され、全身へ届けられる酸素が減少することで低酸素状態に陥ってしまうのです。
なお、一酸化炭素は炭素を含む物資が酸素の少ないところで不完全燃焼すると発生する気体です。主に閉鎖された室内での火災時や長時間換気せずに灯油ストーブなどを使用することで発生します。
また、一酸化炭素は無色無臭の気体であるため、発生しても気付くことができないのも特徴の1つです。
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