検査・診断
上腸間膜動脈症候群が疑われる場合は、以下のような検査が行われます。
画像検査
上腸間膜動脈症候群が疑われる場合は、画像検査や超音波検査を行います。
上腸間膜動脈症候群は、十二指腸の一部に通過障害が生じるため、食後を中心に十二指腸や胃の圧が高くなります。そのため、腹部X線検査では十二指腸の一部と胃が膨らんだ状態となる“double bubble sign”という所見があるか確認します。そのほか、造影剤によって十二指腸の通り具合を調べる上部消化管造影検査を行うこともあります。
また、腹部CT検査や腹部超音波検査で、大動脈と上腸間膜動脈の角度が狭くなっていないか確認することがあるほか、ほかの病気の可能性を除外するために上部消化管内視鏡検査を行うこともあります。
血液検査
上腸間膜動脈症候群と似た症状を引き起こすほかの病気との鑑別のために血液検査を行う場合もあります。
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