検査・診断
下垂体炎はさまざまな症状が生じますが、基本的にはそれらの症状を引き起こす他疾患を画像検査などで除外することで最終的な診断がくだされます。
画像検査では、造影剤を用いたMRI検査が行われます。下垂体炎では下垂体茎や下垂体の腫大が見られますが、下垂体腺腫と見分けが付かないことも少なくありません。
このため、妊娠末期~産褥期にかけての急激な発症など、発症の状況などから下垂体炎を疑う場合には下垂体の生検を行って、リンパ球やIgG4陽性形質細胞の浸潤が見られないか病理検査が行われます。
また、下垂体の機能を把握するために、ホルモン値検査や、ホルモン分泌刺激試験などが行われることもあります。
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