原因
下腿には、内側に存在する太い脛骨と、外側に位置する脛骨よりは細い腓骨の計2本の骨があり、両者をあわせて下腿骨と呼びます。下腿骨骨幹部骨折は、交通外傷やスポーツなどを通して下腿に外力が加わることにより発症します。
交通外傷で引き起こされる下腿骨骨幹部骨折では、下腿骨自体に強い外力が加わるため、いくつもの骨片に粉砕されることも少なくありません。また、開放骨折を起こすこともあります。
スポーツによる下腿骨骨幹部骨折では、スキーによる転倒、サッカーや野球などでの他者への衝突などが原因となります。交通外傷によって加わる外的エネルギーと比べると、そこまで強いものでありません。そのため骨折線の入り方も、交通外傷でみるような骨折と比べると複雑なものとはなりにくいです。
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