治療
不安障害の治療は根本的に不安障害をなくすというわけではなく、日常に支障をきたす苦悩となるような症状を緩和して日常生活を送れるようにすることを目標とします。
治療方法は大きく精神療法や薬物療法に分けられます。
精神療法の一種である認知行動療法では、不安を感じる状況において、それまでとは異なった捉え方・考え方をし、行動を修正するように方向付ける方法です。不安を感じる対象や不安の感じ方は、人によってさまざまであるため、個人個人に対して適切な方法を設定することが重要になります。
これらの認知行動療法に加えて薬物療法を組み合わせて治療が行われます。薬物療法では抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などが用いられます。症状の悪化を防ぎ、仕事や日常生活を維持できるようにするためにも早期の段階で医療機関を受診することが大切です。
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