検査・診断
中毒性視神経症の診断は、ほかの病気の治療歴や投薬歴などを確認することが重要です。具体的には以下のような検査が行われます。
眼底検査
目の奥の状態を詳しく観察する検査です。中毒性視神経症が進行すると視神経の萎縮がみられます。また、眼底検査ではほかの目の病気との鑑別を行うことも可能です。
視力検査、視野検査
中毒性視神経症は視力や視野の異常を引き起こすため、症状の状態を評価するために視力検査や視野検査が行われます。
中心フリッカー試験
視神経の機能を評価する検査の1つです。
中心フリッカー試験は、片目ずつ点滅するランプの光を見て視神経のはたらきを確認する検査です。中毒性視神経症では中心フリッカー値(点滅するランプの光に対する感度)が低下することが知られています。
視覚誘発電位検査
白黒に点滅するモニターを見て、その情報が脳に届くまでの経路に異常がないかを調べる検査です。
医師の方へ
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