原因
乳児痔瘻の発症には、乳児期特有の便の状態および免疫機能の未熟さ、男児に特徴的なホルモンバランスの変化などが関係すると考えられていますが、詳しい原因については分かっていません。
便の状態や免疫力の未熟さ
肛門の内側には、肛門陰窩という小さなくぼみがあります。乳児期は便が柔らかく排便の回数も多いため、このくぼみに便が入り込みやすく、また免疫機能が未熟であることから、細菌感染を起こしやすいと考えられています。

ホルモンバランス(ミニ思春期)
男の赤ちゃんには生後数か月の時期(生後1週間~6か月ほど)に、一時的に男性ホルモン(テストステロン)の値が上昇する「ミニ思春期」と呼ばれる時期があります。このホルモンバランスの変化が乳児痔瘻の発症に関係している可能性が指摘されており、乳児痔瘻が男児に多く見られる理由の1つと考えられています。ただし、いずれの要因も発症のしくみを完全に説明できるものではありません。
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