検査・診断
病変の特徴から乳房外パジェット病が疑われた際には、病変部の組織の一部を採取して顕微鏡で詳しく観察する“病理検査”が行われます。
病理検査は乳房外パジェット病の確定診断に必須の検査であり、この病気が疑われるときはほぼ全ての患者に対して実施されます。そのほかにも、他部位への転移の有無などを確認する目的で全身のCT検査が行われるのが一般的です。
また、乳房外パジェット病ははっきりとした皮膚の変化を伴わないまま、周囲に病変が広がっていくことがあります。そのため、手術の切除範囲などを決めるために、目で見える病変部の端から1cmほど離れた皮膚の組織を複数個採取して病理検査を行う“マッピング生検”が行われることもあります。
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