症状
新生児期はお母さんからのホルモンの影響があるため、乳房が大きいこともまれではありません。また、思春期を迎えた女性の乳房が大きくなることも、生理的な反応であるため問題ありません。
しかし、乳房の肥大は、これら正常でみられる状況以外で出現することがあります。具体的には、思春期において予測されるよりも早い時期に乳房が大きくなることがあります。また、思春期の男性においても生理的に乳房が大きくなる時期はありますが、ときに病的な要因が隠れていることがあるため注意が必要です。
また、乳房肥大症を引き起こす原因に応じて特徴的な症状をみることがあります。たとえば、脳下垂体腫瘍に関連したものであれば、頭痛や目の見え方の異常などを伴うことがあります。こうした付随する症状に着目することは、原因疾患を特定するうえでも重要です。
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