治療
乳房脂肪壊死は良性疾患であり、時間経過と共に自然に退縮することも期待できます。乳がんの発症リスクが高まるということもないため、脂肪壊死であることが確認された場合には、治療介入をせず経過を見守ります。
しかし、検査をおこなっても乳がんとの判別がつかない場合や、しこりが大きくなるとき、乳房脂肪壊死によって痛みがあったり違和感があったりする場合には、手術的に病変部位を摘出することも検討されます。
良性疾患である乳房脂肪壊死ですが、乳がんとの鑑別がとても重要です。普段の生活のなかで乳房のしこりを自覚した際には、早い段階で病院の受診を検討しましょう。
医師の方へ
「乳房脂肪壊死」を登録すると、新着の情報をお知らせします