原因
乳糖を分解するラクターゼという酵素が不足したり、はたらきが弱くなったりすることで発症する病気です。
生まれつきラクターゼが不足していることによって発症するものを“先天性乳糖不耐症”と呼び、Lactase(LCT)遺伝子の異常によって引き起こされることが分かっています。一方、ラクターゼの分泌量は乳児期にもっとも高く、離乳後に低下していきます。そのため、成人になってからラクターゼが不足して乳糖不耐症を発症する場合もあります。
また、乳糖不耐症は感染性腸炎などで小腸の粘膜がダメージを受けることでラクターゼのはたらきが弱まって発症することがあります。しかし、このような場合には、小腸の粘膜が修復されれば改善するのが特徴です。
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