じんこうりゅうざん

人工流産

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治療

1) 妊娠初期(12週未満)の場合

中絶の方法は手術になります。「子宮内容除去術」といい、a)掻爬法(そうは法、内容をかきだす方法)またはb)吸引法(器械で吸い出す方法)が行われます。子宮口をあらかじめ拡張した上で、ほとんどの場合は静脈麻酔をして、器械的に子宮の内容物を除去する方法です。

妊娠13週台くらいまで子宮内容除去術が行われることがあります。

a)頸管拡張

ラミナリアやダイラパンと言われる時間をかけてゆっくりと子宮の出口(頸管)を広げる方法と、術中にへガールといわれる金属の棒を用いて広げる方法があります。病院によって方法が異なります。

b)子宮内容除去術

前述した掻爬法と吸引法の2つがありますが、日本の多くの施設では掻爬法が用いられています。掻爬法では、スプーン状の金属を用いて子宮内容を摘出します。通常は10〜15分程度の手術で済み、痛みや出血も少ないので、体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。

 

2) 妊娠12 週〜22 週未満の場合

中絶の方法は「分娩」になります。あらかじめ子宮口を開く処置を行なった後、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし流産させる方法をとります。個人差はありますが、体に負担がかかるため通常は数日間の入院が必要になります。妊娠12週以後の中絶手術を受けた場合は役所に死産届を提出し、胎児の埋葬許可証をもらう必要があります。

a)頸管拡張

ラミナリアやダイラパンといわれる時間をかけてゆっくりと子宮の出口(頸管)を広げていきます。施設、年齢、妊娠週数、経産によっては、2日寛頸管拡張します。

※施設によっては、この後「メトロインテル」を使用することがあります。

b)PG腟錠

十分に頸管を拡張した後、PG腟坐剤を3時間ごとに使用して行きます。1日の最大は5錠です。多くの場合、PG腟錠の使用によって流産に至りますが、難症例ではオキシトシンやゲメプロストの投与など、適切と考えられるものが選択されて来ました。

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