治療後の経過
治療(退院)後の経過
手術自体は数時間で終了しますが、数週間程度入院してリハビリを行います。入院でのリハビリの期間は人によって異なりますが、2~4週間程度であることが一般的です。
入院でのリハビリが終了した後は退院して外来でのリハビリを継続し、1か月~数か月かけてゆっくりと日常の生活に戻していきます。
手術前の活動度によっても術後の回復の早さは変わってきます。
治療(退院)後に気を付けること
日常生活を送れるようになるまでは、治療後数か月程度の長い期間が必要になることもあります。退院後も外来でのリハビリを確実に受けることが大切です。
また、人工関節はしばらく経過してから不具合が発生することがあるため、リハビリ終了後も定期的に検診を受けて異常がないか確認します。
日常生活での注意点
治療後は、人工関節に負担がかからない生活を送ることで人工関節を長持ちさせることができます。
たとえば、人工膝関節や人工股間節といった下肢の人工関節であれば、正座やあぐらといった人工関節に負担がかかる姿勢は避ける、体重の付加を減らすために適切な体重を維持する、人工肘関節や人工肩関節などの上肢の人工関節であれば、重いものを持たない、急な動作は避けるなどの工夫が必要です。
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