症状
深部体温が低下すると、初期症状として体が激しく震えるシバリングが生じます。これは筋肉を小刻みに動かし筋肉から熱を発生させて体温を維持しようとする生理現象です。
体温がさらに低下すると震えが収まり、動作が遅くてぎこちない、反応に時間がかかる、思考がぼんやりする、判断力が低くなるなどの症状が現れます。やがて昏睡状態に陥って、心臓の心拍や呼吸が遅く弱くなり、最終的には心臓が止まります。
深部体温は脳や心臓などの生命維持に関わる臓器の温度を反映しているため、深部体温が低くなるほど死亡リスクが高くなります。32℃以下になると死に至る恐れがあり、死亡例の大半が28℃以下となっています。
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