症状
内軟骨腫ではこのような骨の異常がみられます。
- 骨の膨隆
- 骨の変形
- 骨の短縮
など
こうしたことから、内軟骨腫が全身に多発する内軟骨腫症では以下のような症状が現れます。
- 全身の著しい成長障害
- どちらかの足の成長障害(脚長不等)
- 骨や関節のならびの異常(骨格のアライメント異常)
- 関節まわりの骨の変形
- 関節の可動域の制限
- 指の形状の異常(指趾膨隆)
など
内軟骨腫の好発部位は、指の小さい骨です。そのほか、上腕骨(ひじから肩のあいだにある大きな骨)、大腿骨(ふとももの骨)、脛骨(すねの内側の細く長い骨)、骨盤に多く発生します。腫瘍は体の片側に多発することが多くありますが、なかには体の両側に多発するものや、左右交互に多発するものもあります。
内軟骨腫症は、幼児期~学童期に発症すると考えられています。腫瘍ははじめ、骨幹の端から生じますが、成長とともに腫瘍が増大していき、年齢があがるにつれて骨幹の方向へとひろがると考えられます。
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