検査・診断
前立腺炎の検査では、前立腺の状態を調べる“直腸診”や、精液に含まれる前立腺の分泌液から炎症の状態を調べる検査が行われます。
直腸診では肛門から指を入れて前立腺に触れ、痛みがあるか、また前立腺が腫れていないかを調べます。腫れている様子があれば前立腺炎と診断できますが、慢性の前立腺炎では腫れがみられないこともあります。
発熱、排尿痛や排尿困難、膿尿、細菌尿が見られ、血液検査で炎症所見があり、前立腺に圧痛があり、腫れがあれば急性細菌性前立腺炎と診断されます。
熱がなく、慢性の経過を示す場合では前立腺を圧迫して分泌された前立腺液(精液に含まれるもの)を尿道から採取し、炎症細胞の有無を調べることがあります。
また、性感染症の1つであるクラミジアが原因となることがあるので、クラミジアの検査を行うことがあります。
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