原因
前腕骨骨折は、前腕に対しての外力が加わることを原因として発症し、骨折が生じる部位も、手首周囲、中間部周辺、上腕骨との関節周囲などさまざまです。橈骨と尺骨の両方が骨折することもあれば、どちらかのみが骨折することもあります。
また、前腕骨骨折にはいくつか特徴的なものがあります。たとえばコレス骨折と呼ばれる骨折は、手首周辺の橈骨が骨折し、かつ末節の骨片が背側に転位します。これは転倒時に手をつくことで発症するときに、よくみられるタイプの骨折です。
モンテジア骨折、ガレアッチ骨折と呼ばれるタイプも特徴的な骨折です。いずれのタイプの骨折も2本の骨が影響を受けますが、前者では尺骨の骨折と肘での橈骨の脱臼、後者では橈骨の骨折と手首での尺骨の脱臼がみられます。
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