検査・診断
包虫症の診断は、エコーやCTなどの画像検査で包虫による構造的異常物を検索することからなされます。またその異常構造物が包虫であることを確認するために、血液検査による抗体の検出も行われます。多包虫症は手術摘出が基本です。手術検体を用いて包虫を確認することも診断に際しては重要です。
日本においては特に北海道における分布が知られています。近年、北海道以外でも感染例が報告されており、感染した飼い犬の移動が考えられています。特に北海道でのイヌやキツネへの接触の有無や居住歴、汚染された井戸水などの飲用歴などの情報も診断に際しては重要となります。
医師の方へ
「包虫症」を登録すると、新着の情報をお知らせします