症状
十二指腸虫症では、鉤虫が体内にいても症状がないこともあります。鉤虫が皮膚を介して入り込んだ場合、侵入部位に一致した赤みやかゆみが生じることがあります。
鉤虫は肺や消化管に入り込むことがあります。鉤虫が肺に入り込むと、咳や喘鳴などの呼吸器症状を引き起こすことがあります。また、消化管内に鉤虫が入り込むと、腹痛や下痢、慢性的な消化管出血などを起こすことがあります。
慢性的な消化管出血は、その後貧血を生じることがあり、その際には、動悸や息切れ、運動時の易疲労感、顔色不良、爪の変形などの症状を生じることがあります。その他、土など通常は摂取しないものを好んで食べるようになったり、心不全を起こすことでむくみや呼吸困難を生じたりすることもあります。
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