検査・診断
単純ヘルペス脳炎では、頭部CTやMRI、脳波検査、髄液検査が行われます。年齢に応じて脳のどこが支障を受けるかは異なります。成人であれば前頭葉や側頭葉、新生児では後頭葉といったように、病気の影響を受けやすい部位を中心に調べます。脳波検査では何かしらの異常を見ることが多く、ときにperiodic lateralized epileptiform discharge(周期性一側性癲癇性放電)を見ることもあります。
単純ヘルペス脳炎が疑われる場合、髄液を用いてウイルスの存在を確認することがあります。このときは単純ヘルペスウイルスのDNAの混在を証明するために、PCR法と呼ばれる方法がとられます。
他にも、ウイルスの活動が活発になるとすると体内の免疫反応がはたらきIgMやIgGと呼ばれる抗体が増加するため、血液検査でこうした抗体価を調べて診断の決め手にすることもあります。
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