治療
反社会性パーソナリティ障害を治すことができると明確に立証された方法は残念ながらありません。
基本的には、治療目標を定め、そこに向けて医師や臨床心理士などの治療者と患者が協力しながらカウンセリングを中心とした精神療法を行っていきます。その治療は長期間に及ぶことが多いのですが、同時に犯罪行為などに至る衝動性を抑えるなど短期的な目標を設定し、行動変容を目指すことも重要です。また、薬物依存やほかの精神疾患を伴うことが多いため、それらの治療も並行して行っていく必要があります。
なお、精神的な不安定さなどがみられる場合は気分安定薬や抗精神病薬などを用いた薬物治療が行われることもあります。
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