予防
咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスは、飛沫感染や接触感染によって感染が拡がります。飛沫感染とは、ウイルスが含まれる感染者の咳やくしゃみのしぶきを近くの人が吸い込んでしまうことによって感染する経路のことです。一方、接触感染とは、感染者が排泄したウイルスが付着したものに触れ、その手で鼻や口を触ることによって感染する経路のことです。
飛沫感染を防ぐには、感染者との密接な接触を避けてマスクを着用することが大切です。一方、接触感染は手洗いや手指消毒を徹底すること、タオルや寝具、食器の共用を避けること、ウイルスが付着している可能性がある部位を消毒することが大切です。消毒にはアルコールが効きにくいため、漂白剤などに含まれる次亜塩素酸を使用することがすすめられます。なお、プールでの感染を予防するには適正な塩素消毒をキープすることが必要です。
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