きしつせいせいしんしょうがい

器質性精神障害

最終更新日:
2024年11月05日
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2024/11/05
更新しました
2017/04/25
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症状

器質性精神障害の症状は、原因となる病気や患者の状況などによって異なりますが、主に認知症の症状、精神症状および神経症状、意識障害などがみられます。

認知症の症状

新しいことが記憶できない、過去のことを思い出せないなどの“記憶障害”、日時や場所、人を認識する力が低下する“見当識障害”、計画を立てて物事を進めることが難しくなる“遂行機能障害”、適切な判断や意思決定が困難になる“判断力の低下”などがみられます。

精神症状および神経症状

器質性精神障害では下記のような精神症状が現れます。

  • 幻覚……存在しないものが見えたり聞こえたりする
  • 妄想……現実とは異なる信念や考えを持ちそれを強く信じる
  • 抑うつ……理由もなく強い不安を感じたり気分が落ち込んだりする
  • 意欲低下……活動への興味ややる気が減少する
  • 人格変化……以前とは異なる性格や行動パターンがみられ、急に興奮したり攻撃的な行動をとったりする

など

また、脳や神経系そのものに直接的な損傷や異常が生じているため、精神症状だけでなくさまざまな神経症状が現れることがあります。神経症状は障害の原因や部位によって多様に表れます。

意識障害

意識障害の幅は広く、頭がぼんやりして集中力が低下する程度の方もいれば、刺激を加えても目を覚まさないような重度の障害が生じる方もいます。また、意識障害に伴って幻覚や妄想、興奮などの症状がみられる方もいます。特に意識障害が現れている例では、緊急治療が必要となる場合もあるため、速やかに医療機関を受診することが大切です。

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