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脳

認知症

目次

認知症とは

認知症とは、物忘れや認知機能の低下がみられ、その上で日常生活に支障をきたしているために周囲の方の援助が必要な状態です。認知症の見極めに大事なのは、「一人で生活ができるかどうか」という点になります。認知症を発症すると、物忘れが生じ、時間や場所の感覚が分からなくなる、考え事に時間がかかるようになる、一度に複数のことをこなせなくなるというように、行動に変化が生じるようになります。行動の変化のみならず、その他にも無気力、うつ状態、大声を出す・怒りやすくなる。暴力をふるうなど、行動が荒くなる財布を盗まれた・食事を食べさせてもらえないなど、妄想を抱くようになる、というように、性格や感情に変化を生じさせます。このように行動面・心理面での変化が生じ、生活に支障がみられることを認知症と呼びます。 認知症では、脳の神経細胞が障害を受けて死滅している状態です。脳神経細胞が完全に死滅してない早期の段階で発見して治療を開始できれば、病気の進行をある程度遅らせることができます。特に進行抑制剤を使用した薬物療法は、進行度が軽い段階で実施すればその分効果を発揮しやすいため、認知症治療では、いかにして認知症の芽を見つけ、これ以上大きくならないようにするかが重要視されています。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③記事④をご参照ください

原因

認知症とは今まで正常に機能していた脳神経細胞が、何かしらの理由で働きが悪くなる・もしくは死んでしまうことで、認知機能が低下する病気です。脳神経細胞が減少する原因に応じて、認知症は①変性性認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、パーキンソン病が引き起こす認知症、前頭側頭型認知症)、②二次性認知症(血管性認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫)、の二つに大きく分けることができます。特にアルツハイマー病、レビー小体型認知症、血管性認知症、の三つが認知症の原因として多く、認知症全体の8割前後を占めていると考えられています。 最も原因として多いアルツハイマー病では、脳のアミロイドβたんぱく質とタウたんぱく質というたんぱく質が異常蓄積することと、アセチルコリンという物質が減少することが原因とされています。異常たんぱく質が神経細胞に蓄積することによって神経細胞が徐々に死滅減少してゆくことになります。 認知症の原因疾患として20%ほどを占めると言われるレビー小体型認知症では、「レビー小体」と呼ばれる、もともとパーキンソン病の特徴と考えられていた神経細胞の中にできる小さな塊である「レビー小体」が異常に脳に蓄積することが原因で発症します。 脳血管性認知症は脳血管障害が原因で発症するため、変性疾患が原因ではありません。脳血管障害とは、脳梗塞、長時間の脳の血液循環不全、脳出血などのことであり、こうしたことがきっかけとして発症する認知症です。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③記事④をご参照ください

症状

認知症の症状は、①中核症状と②行動・心理症状(周辺症状)の2種類に大きく分けることができます。中核症状とは脳内の神経細胞が障害されたことで生じる症状のことで、認知機能が低下した方であればどなたにも生じます。中核症状の代表的な例として、記憶障害(新しい事柄を覚えられない)、見当識障害(時間や場所、人物の顔がわからない)、判断力障害(論理的思考ができなくなる)、実効機能障害(順序だって物事を進められない)などが挙げられます。 その一方、②に相当する行動・心理症状(周辺症状)の程度は、中核症状の進行状態やその方の本来の性格、身体症状や生活環境など複数の要素に左右されるため、かなり個人差があるといえるでしょう。代表的な症状としては、妄想・失禁や不潔行為・幻覚・異食・不安、焦燥・睡眠障害・抑うつ・介護抵抗などがあります。 認知症が進行すると中核症状や行動・心理症状も悪化するため、次第に日常生活にも支障をきたすようになります。 認知症は、健忘(けんぼう)と呼ばれる老化現象のひとつである良性の物忘れと混同されがちです。しかし物忘れはきっかけがあれば思い出せるのに対し、認知症はきっかけがあっても思い出せないという違いがあります。たとえば、何を食べたか思い出せないのを物忘れ、食事をしたこと自体を思い出せないのを認知症と区別することができるでしょう。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③をご参照ください

検査

認知症の検査には例えば、記憶や言語のテスト、血液検査、脳画像検査(CT、MRI)、脳血流の検査(SPECT)、シンチグラム、自律神経検査などがありますが、これらの検査をすべての人が受けるわけではありません。 軽度の段階で脳の画像を撮るのは、くも膜下血腫や水頭症など、認知症以外の別の病気の可能性がないことを確認するために実施されます。アルツハイマー型やレビー小体型などの認知症は必ずしも画像検査が必要な訳ではなく、それまでの臨床経過や症状をもとに診断がつくこともあります。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③をご参照ください

治療

認知症の治療としては、薬物による治療方法とその他の治療に大きく分けることができます。現在日本では、認知症の治療薬として4種類の薬が認可されています。具体的、アリセプト、レミニール、イクセロンパッチ/リバスタンパッチ、メマリーと呼ばれるものです。 アリセプトは軽度から重度のアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の治療に用いられる内服薬であり、脳血管性認知症の周辺症状を緩和する効果があるという報告もなされています。レミニール及びイクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(リバスチグミン)はいずれも軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の治療に用いられますが、後者は貼り薬である点が特徴です。メマリーは作用機序が前述のものと弧は異なり中等度から重度のアルツハイマー型認知症の治療に用いられる内服薬です。 認知症の治療では、薬物治療以外の介入も必要です。QOLを少しでも保てるようにするためにも認知症治療においては認知症を抱えていらっしゃるご本人の気持ちを理解しつつ、周囲の方のサポート体制がなくてはなりません。

より詳しい情報は、記事①記事②記事③をご参照ください

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