かいちゅうしょう

回虫症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

回虫はヒトの消化管内に寄生し、メスの回虫は一日のうちにおよそ20万個の卵を産み落とします。産み落とされた大量の卵は糞便とともに環境中へと散布され、環境が多くの卵で汚染されます。

卵は環境中で徐々に成熟して、ある段階で感染性をもつ特殊な卵の形態へと変化します。そのため、畑の野菜が感染性を持つ卵で汚染されると、野菜をきれいに洗わない状況などで経口摂取することで体内に卵が移り込みます。

そして、ヒトの体内で卵は孵化し、メスの回虫は繰り返し卵を産み落とすようになります。さらに、消化管壁の中に入り込み、血流に乗ることから肺へと回虫が移動します。その後、肺内で回虫はさらに成熟し、肺胞を突き破り気道内へと回虫が放出されることになります。気道内の回虫は痰として上行性に移動し、それを飲み込むことで消化管内におけるさらなる感染を繰り返すことになります。
 

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