症状
回虫症では、消化管内に回虫が存在する状態ですが、必ずしも症状が現れるわけではありません。
大量の回虫がお腹の中で絡み合うことで、便や食物の通過障害を起こし、腹痛や吐き気といった症状が出現します。
また、回虫は気道系へも移動しますので、その際に咳や喘鳴、血痰などの症状がみられることもあります。消化器症状や呼吸器症状以外にも、低栄養や成長障害、食欲減退などの症状も現れます。
しかしこうした症状がない場合でも、回虫の生活史のなかで気道系に排泄された回虫が体外に排泄されたことをきっかけとして、回虫症にかかっていることがわかることもあります。
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