原因
境界性パーソナリティ障害の発症メカニズムは明確には解明されていません。しかし、発症には環境や身体的要因が関与していると考えられています。
環境的要因として多いのは、小児期の虐待体験です。境界性パーソナリティ障害患者さんでは身体的・性的虐待やネグレクトなどを受けていることが多いというデータがあります。また、逆に養育者からの過度な干渉が発症の原因となることも考えられています。
一部のパーソナリティ障害では、ストレスに対する病的な反応性を示す遺伝的な傾向や、衝動的な行動を制御する神経系の機能低下がみられるといった特徴が報告されています。
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