症状
主に乳幼児の顔、頭、背中、お尻に、膿を溜めた1cmほどの皮疹が多発します。色調は赤く、皮疹の周囲が赤みを帯びていることもあります。痛みを伴い、押すと痛みが強くなるのが特徴です。皮疹は、発症後は硬い塊として触れますが、膿が多く溜まるようになるとブヨブヨとした水っぽい触感になります。
感染による炎症が重度な場合には、発熱やリンパ節腫脹などの一般的な感染兆候がみられることがあります。治療が行われずに放置されると、膿瘍が大きくなって、真皮の深くや、皮下組織にまで到達することもあり、治癒後にくぼみのような瘢痕をのこすことも少なくありません。
言葉を話せない乳幼児に生じた際には、不機嫌や夜泣き、哺乳力の低下などがみられます。
医師の方へ
「多発性汗腺膿瘍」を登録すると、新着の情報をお知らせします