症状
多臓器不全では複数の臓器が機能障害を起こすため、全身各所にさまざまな症状が現れます。
肺が障害を受けると、呼吸が著しく影響を受けることとなり、息苦しさ、呼吸不全が生じます。また、肩呼吸や陥没呼吸、呼吸回数の増加などといった努力性呼吸の徴候も出現します。
腎臓が機能不全を起こすと、尿が出なくなったり、全身がむくんだりします。身体にとっての不要物を尿として排泄できなくなる結果、意識障害を起こすこともあります。また、電解質のバランスも崩れてしまい、不整脈が起こることもあります。
そのほか、肝臓の機能が著しく低下している場合には、ちょっとした傷から出血したり、止血が難しくなったりすることがあります。
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